3度目の結婚
「あー、離婚の事を気にしているのか?
 それなら俺も、離婚しているから大丈夫だ。
 親には、そのことは伝えてあるし、なにせ姉貴が
 ひなたの事を、気にっているのが何よりだからな!」

そんな話をしながら、二人でご飯を食べた。

一緒に住みながらも、今までは隆さんの勤務が
不規則なため、こうやって一緒にご飯を食べる機会が
本当に少なく、つくづく医者という職業の大変さを
垣間見たようだった。

だから、一緒にベットにいることも少なくて・・・・・。

「ひなた・・・。」

隆さんの唇と私の唇が重なった。

「あっ・・・・んっ・・・・」

「ベット行くぞ」と私を抱き上げた。

隆さんが耳に、鎖骨に、キスを落としながら
器用に服を脱がせていく。

その手と唇に翻弄されながら、私は

「あっ・・・。た・か・し・さん・・・あっ・・・」

喘ぐことしか出来ない。

「ひなた。そう煽るな・・・・。」

そう言われても、何が煽っているのかわからない。

ただ・ただ・隆さんに翻弄されながら、幾度となく
押し寄せる波に、溺れるだけだった。

「ひなた、入れるぞ。避妊はしないからな」

「あっ、来て。私も隆さんを直に感じたい。あっ・・・・・。」

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