3度目の結婚
9時になる頃には、このサロンで働くメンバーが集まった。

「おはようございます。今日からこのサロンで働く
 『桜井 ひなた』さんです。」

「桜井 ひなたです。よろしくお願いします。」

「じゃー、メンバーの自己紹介をお願いします」

「佐伯 美香です。よろしく」

「佐伯さんは、このサロンの店長をしてもらってます。
 わからないことや困ったことは、彼女に聞いてね」

「内山 葉子です。よろしくね」

「海藤 ゆかりです。名前の通り、オーナーの従妹です。
 でも仕事に関しては、関係ないので、よろしく」

「桜井です。よろしくお願いします。」

メンバー紹介が終わり、私と幸恵さん否オーナーと佐伯さんは
雇用に関する話をする為、事務所へ移動した。

雇用に関する書類を記入しながら、勤務体制などの話を聞き
終えたら、オーナーから

「悪いんだけど、桜井さんには少し事務もやってもらいたいのよ
 実は、今まで事務はパートさんがやっていたんだけど、先週
 急に家庭の事情で辞めたのよ。最終確認は、佐伯さんから
 本部にあげてもらうから、細かい日々の事務をお願いしたいの
 いいかしら?」

「はい、私で出来るんでしたら、やらせてもらいます。」

「よかった。頼むわ。佐伯店長一人では、ままならないのよ。
 何せこの店は、半分は、佐伯店長、指名なのよ。」

「よろしくね、桜井さん。私も出来るだけ、事務の方も
 したいんだけど、私は、もともと現場が好きなのよ。
 そうなると、事務が後回しになってしまって・・・・。」

「じゃー、私は、そろそろ約束があるから行くわね。」

「はい、ありがとうございました。」
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