センパイとワタシ

「…だから?」

「えっ?!」


 あ~その顔。

 余計意地悪したくなる。


「もしかしてエロいこと考えてる?」

「!!!」


 未来ちゃんの顔は一瞬で真っ赤になった。

 それこそ暗闇でも分かるほど。 


「オレそんなこと考えてもなかったのに。ショックだわぁ~」

「あっ……すいませんでした」


 …そんな顔赤いままうなだれんなよ。

 こっちが困るっつーの…


「冗談だって。…あ、もしかして逆に期待してた?」

「-っ!!…センパイのっ!バカァァ~っ!!」


 うおっ!

 そんな顔真っ赤にして涙目で本気で怒るなんて…


「もういいです!一人で帰りますっ!!」

「あっ!!」

 
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