センパイとワタシ
「それじゃ、また学校で!」
「はい。頑張ってくださいね」
オレは未来ちゃんの少しだけ寂しそうな笑顔を背に、先に学校に向けて歩き出した。
その間、オレの頭はフル回転。
みんなをどういう風にまとめるか。
練習前までに何の準備をしなきゃいけないか。
いつサッカーの練習をするか。
いろいろと考えてふぅ…とため息をつく。
どうも勉強は授業で、サッカーは体育でしかやることができなさそうだ。
きつそうだな。と思う反面、使命感に胸が高鳴っている。
未来ちゃんに言うの忘れてたけどオレは青団の団長になった。
ついでに言うと未来ちゃんも青団だ。
未来ちゃんはオレの姿を見てどう思うだろう?