センパイとワタシ
「ただいま~」
静まり返った自分の家に帰り、さっさとカップラーメンにお湯を注ぐ。
その間に洗濯物を出す。
…いつもの慣れた手つきで家事をこなしていく。
さっさと食事を済ませて風呂掃除をし、お湯を入れる。
そしてその間に…
・・・ピッ…プルルルルー・・・
三回コール音が鳴ったところで声が聞こえた。
『はい、もしもし』
「あ、もしもし。今電話しても大丈夫?」
『大丈夫ですよ。…お疲れ様です、純センパイ』
…どうしても声が聞きたくなって、オレは未来ちゃんに電話をかけた。