セブンソード~七聖剣物語~

ケイトが言う


「その事なら大丈夫だよ...
我々には聖剣の加護があるからな...
それは近くにいる彼も恩恵に授かる...
それに...
目の前に助けを求めている人を見捨てていくのは人間じゃない...
そんなことをすれば彼等と同類になるよ...
ルー....
君は都合が悪くなると使命だの宿命って言葉を使うけど....言い訳の為にその言葉を使うものじゃないよ...
気をつけなさい....」


ルリは黙り込んで...

「はい...
ごめんなさい兄様..」

涙目で謝罪していた...


僕はそれを聞き意識が....

....

遠のいて....


いく...







目が覚めると僕は星のない夜空が目に入ってきた....


星がない...


でも月はある....

いや...

月だけど5つある!!!


なんだここは!!!

ガバッ


僕はいきよいよく起き上がった


パキッパキッ


何かが燃えてる音...

「おや
目が覚めたかい...
気分はどうだい?
さっきは見苦しい所を見せてしまい
すまなかった以後
気をつけるよ...」


僕から焚き火の反対側にケイトという少年があぐらをかいて座っていた..


「大地...
っと言ったかな?
君の名前変わった名前だね...
髪と目の色は黒いし...
見たことないな...」



いや...


僕からしたらアンタの方が変わってるよ...


服は鎧を着ている..

白っぽい西洋風だ...
下はズボンのようだが...
腰のあたりには小さな鞄...
ポシェットのようだ...

靴は長靴ような靴...

革製かな...



そういえば僕の服は学ランだな...


おや?


胸についているポケットに何か入っているな....


ズボンの右ポケットにはさっき扉の前で拾った歯車ぐらいだ....


他に変わった物は持っていないな...



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