セブンソード~七聖剣物語~
凄まじい速さで階段を落ちていると
地面が微かに見えてきた...!!
やった!!
やっとこの訳の分からん階段が終わる!!
ヒュー―ン.....
ドゴー―ン....
......
....パラパラ...
ものすごい行きよいで地面に激突した...
その際に土煙と爆風が周囲を埋め尽くす...
「ごはっ..!!」
痛い..
けど意外と...
そこまで痛くなかった...
あの速さで地面に激突して普通なら複雑骨折だ...
などと思う暇に後ろの階段が崩れていく!!
「うわっ嘘だろ!!」
僕は素早く起き上がると赤い火が左右に並んでいる道を全速力で走った!!
案の定
最初に落ちた道も崩れていく!!
しばらくすると大きな門が見えてきた!!
見た感じ堅牢そうな門だな...
1人じゃ絶対に開かない感じだ...
どのみち1人だし..
このままだと道が崩れて穴の中に...
ええい..!!
この速度を利用して門を開けよう..!!
開くかどうか分からないが..
落ちている時と変わらない程
速度が出てる...
って..
僕ってこんなに速く走れたかな..?
「うおぉぉー」
ギギギ...
体当たりする瞬間..
門が勝手に動きだした..
あれ...?
..っと思う暇もなく僕は
凄い速度のまま門を通過した..
ヤバい..ブレーキ...!!
っと思うが..
既に遅く..
僕はいきよいよく扉の奥の壁に激突した...
形からして見て壁にめり込む様な形だ..
「またかよ..ぐふっ」
ドサッ
ギギギギ...
バタン!!
扉は音をたてて閉まった...
カラン...
ん?何にか落ちた音がした...
激突しすぎて頭のネジが外れたかな?
振り返り見てみると
床に小さな赤く光る歯車が落ちていた...
僕は赤く光る歯車を拾って掌にのせてみた...
「なんだこれ?不思議だ光ってる...あれ?光が消えていく...」
不思議な現象だったな..
光りが消えると言うより...
何だか僕の中に入っていった気がしたが....
僕は歯車をポケットに入れてどこか分からない場所の奥地に足を進めた....