セブンソード~七聖剣物語~

ドサッ..



倒れた所が瓦礫の山だったのでそれほど痛くはなかった...


殴られた顔は痛かったけど..


それよりも初対面の奴に右ストレートはないんじゃないの?...


しかも少女の斬撃よりも速く感じた...



「痛っ~!!何すんだよ!!!」


当然抗議した
が、
それを聞き入れてもらえず少女が叫んだ!!


「何すんだよ!!
じゃないわよ!!
アンタあんな所で突っ立ってて
もし兄様が居なかったら..
今頃アンタあの獣の腹の中よ!!」


と少女の方が所々に倒れている生き物を指差す..



ゴクリ..



確かに...


あの少年が来なかったら死んでたな僕.....


2人は剣を納める格好をした


瞬間


カッ...


剣が眩しい閃光を出した

次見たときは剣は消えていた....


不思議だ....


いや彼らにもともと納める鞘がないぞ...

僕が不思議そうに見ていると....

少年の方が近づいてきた


また殴られると思っていたら


「はぁ....ルーやりすぎだよ.....気をつけなさい...
君、大丈夫だったかい?
...君は.....」


??


少年は怪訝そうな顔をしていた...


「いや....
そんなはずはないか....」


??


何だよ一体....

僕の事知っているのか...?

いや...

初対面だよな...

僕は知らない...


少年は顔を笑顔に変えて手をさしのべてきた....


僕は


「はっはい...
さっきは危ないところを助けてもらいありがとうございました...」


汚ない手を服で拭き握り返し立ち上がった...



よく見ると蒼い髪の少年はイケメンだ...

目の色も薄い翠色で綺麗だ


年齢は僕と同じくらい?


いや年上かな...


とても同じ年齢とは思えない...


大人の雰囲気がある...



女性ならイチコロだな...
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