あそこの姫は逃走中
声のするほうをむくとボロボロの召使と後ろに大量の従者たちがいた。
「姫、いや魔希と呼ぶべきか。その魔法陣をかいたことにより、処刑する」
「ふふ…、やっぱりきたわね」
いっとくけど、私の邪魔するなら私、容赦しないよ?
九尾の狐を舐めないでよね?
「魔希、下がってろ。あと、こいつら持って」
「え?…っちょ!」
一気に5人に増えるのはキツイよ…!じゃなくて、なんで魔死がでるのよ!
「おや?奴隷が城のものに勝てると思のか?」
「あいにく、その言葉返しますがあなたがたこそ奴隷の俺に勝てると思いで?」
「貴様…無礼だぞ!!!」
「無礼はどっちだ」
するとビュウウゥゥと魔死に風がまとい背中に翼がはえ、目が金色に輝いた。
「っは!!これは面白い!奴隷が城のものに攻撃か!!」
ザクッ
一瞬だった。召使の首は一瞬にしてゴロンと床に転げおちた。
今、魔死はなにをしたの…?ただ睨んだだけであんな……。
「あまり奴隷を舐めてると死ぬぜ…ってもぅ死んでるか…」