あそこの姫は逃走中




「……………ってことなんだ」

「ふぅん……」


………何かいい案はないでしょうかね?


すると魔死は思いついたかのように口の口角がゆがんだ。


なんか嫌な予感……。


「おい魔希、お前化ける妖力は残ってるか?」

「わかんないけど、多分」

「そうか……」


魔死はかなり悪いことをしそうな目で普段の黒色の瞳が赤くなりキラッとしていた。


「魔希、ここの住民に化けていっちょ泥棒しようぜ」


口を開けば爆弾発言をした。


「は…はぁ?!!!」

「大丈夫だ、俺小さい時結構やってたから。いざとなったら飛んでやるよ」


いや、そういう問題じゃないよ…!!


「い、いったい何を泥棒するき?というか本当にだいじょうぶなの?!」

「一様、魔希がいうかぎり人間界の服は必需品だろ?だからまず衣類だ。それに食料とか…」


そ…そんなに取れるんですか…?


わたくし、人生初の泥棒…しますけど…
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