あそこの姫は逃走中
数分後…
そろそろまずいかもしれない。そろそろ…とける…!
なのにお目当ての服は全く見つからなかった。というかジロジロ見られてるような…
「魔希!!あたっぞ!!」
「え?!」
うそ?本当?!
それは、この服ににていた服でただモコモコの服を着てるかきてないかだた。
「うん、これにする。」
「そっか、んじゃ俺も似たようなのにしよっかな」
「え」
「なんだよ、悪いかよ」
「いやいやいや!!めっそうもない!!」
そんなこと軽く言わないでよ!!緊張しちゃうじゃない!
「んじゃ、考えてる暇もないから。…いくぞ」
「…うん」
そういうと、魔死は私の分の制服も持って一気に走り出した。
それに続いて私も走った。
「あっ!!ちょっと待ちなさい!!泥棒よ、泥棒捕まえて!!!!」
そこにいたエプロンのきた人が大声を出してこっちに向かってきた。
するとあたりがザワザワして逆に人間たちは通りたいところを通してくれた。これはビックリしてよけたともいえる。
ビリビリ………ッ
そろそろ妖力が…っ!!
バタンッッ……!!!
魔死は出口の扉をぶち壊し外に出た。
それに続いて出ようとした。が、
「捕まえた…!!」
「!!!」
右腕をつかまれ、振り返ると人間の姿に化けた妖怪だった。
「な……!!妖怪…!!」
「おや?すぐにばれてしまいましたね。ではあなたは万引きをしたことでこの国の警察のところに行かないといけませんよ?妖怪のね…」