記憶の欠片
4ピース
その日の夜
夜明け前のまだ暗い頃。
「――眠れん」
電気も消して
カーテンな隙間から入る
月明かりだけに照らされた部屋で
俺は眠れずにおった。
久し振りに学校に行ったから
絶対疲れて眠れると思って
早めに布団に入ったはいいものの
そのせいかこんな中途半端な時間に
目覚めてしまって
それからずっと寝れん状態が続いとる。
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