ワガママ少女の恋愛模様
「…か…愛香っ!」


「…えっ?…あ、ごめん」


男の子を見つめていたら
舞衣に声をかけられたのに気づかなかった。


「どうしたのー?ボケっとして」


「んーあのねー、あそこに居る
 男の子が飴無いって言ってた
 から見てたー」

まぁ、最初男の子を見るきっかけ
になったのは飴が無いって言ってたから
だしね。


「えっホント?
 …どこに居るー?」


「ほら、あの教室のドア付近に
 居る…」

私は指差しながら説明した。


「あっあの子?
 …でもあの子なんかこっちに
 向かって歩いてくるよ?」


「えっ?ホント!?」


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