世界が終わる時の景色
ごめん
場所はいつもの資料室。
「あっ、日向、く…っ」
「…ん…」
彼女を抱くのはもう、何度目だろう。
痛みに表情が歪んだ最初の行為とは違い、
彼女は恍惚として日向を見つめている。
「も…だめっ、」
莉麻の腕が回された背中に、痛みが走った。
「…ごめんね…?爪、立てちゃった…」
「いいよ、別に」
避妊具の処理をして、肌蹴たシャツのボタンを留める。