世界が終わる時の景色
「私の中…日向でいっぱいだわ」
「最後だし、気にしなくていいでしょ?」
「そうね。日向で満たされて死ねるなんて、幸せ…」
そう告げた後、ゆっくりと腰を下ろす。
「ん…っ」
何度抱いても、
何度好きだと告げても足りない。
やっと、想うままに出来るのだから。
「ねぇっ…ひな、た…っ」
「ん…?」
「どうやって、死ぬの…?」
「用意は…出来てる。銃も、刃物も、薬も…」
やがて腰に手を添え、日向も腰を揺らし。