世界が終わる時の景色



その言葉に、目を見開いた。


「…やっぱり気づいてたんだ」

「当たり前じゃない」


その感触を楽しむように、志乃の指先は日向の頬を滑る。


「私を抱いていいのは、日向だけなのよ」

「当たり前でしょ」

「だから、日向に抱かれていいのも私だけ…」


指先は、首筋を辿る。


「今まで、貴方が何人の女を抱いたか。

そんなもの覚えてないし、興味も無いわ。

だって、その度私が消してきたもの」


鎖骨へ。



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