気まぐれ作品置き場
「あれ、嘘でもないでしょう?あなたの友達は、僕だけなんですから」


「だあああっからあ!いつからテメェと俺が友達になったよ?!ええ?いいかげんその腐った脳で物事を考えんじゃねえっ!」



バンッと机を叩けば腹部につきりとした痛み。

苦痛につい顔を歪めると目の前の奴はくすくすと馬鹿にした笑みで俺を見据える。



「ほら、安静にしていてください。今あたたかいお茶を持ってきますから、ね」


「…………チッ」



言うや否やすぐにキッチンへと足を向ける奴に、俺はふと思ったことを口にする。



「……そういやテメェ、俺のこと呼んだか?」


「いえいえ、いくら寂しいからって幻聴までいきましたか。哀れかな、哀れかな」


「~~ッ、るっせえ!夢の話だっつうのばあーかッ!!」


「あなたから振った話題でしょうに……」



いちいち頭にくる物言いをする奴に俺はもう一度ソファーで横になる。

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