気まぐれ作品置き場
「はあ」
なんとも間抜けな声だと、我ながら呆れてしまう。
現実味がないのだ。
「それでね、この世界(作品)が終わったら新しく『新・気まぐれ作品置き場』が設立されるって」
「え?それ設立する意味なくないか?だってここで続けりゃいいじゃんかよ」
「それが、心機一転したいからって…」
「あの駄目作者…」
つい反射的に発してしまったけれど、それはこの世界が終わってしまうという物悲しさから。
まさか、ここが終わるなんて。