気まぐれ作品置き場
人の頭を刺せたら気持ちいいだろうなぁ。


血の飛び散り方はどうなんだろうか。

肉片はどう崩れていくのか。

刺さった包丁から伝わる感触はどうなのだろうか。


ああ、殺しに対する好奇心が止まらない。


止めたくても止まらないんだ。



だから、自分を犠牲にするしかない。


「……。」懐から取り出したナイフを腕につきたて、ずぷっとめり込ませる。

血がじんわりと滲み出て、机の上に赤黒い液体が広がる。


若干、腐敗臭がするのはアタシが【ゾンビ】だから。

人造だとしても、アタシは【ゾンビ】。

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