気まぐれ作品置き場
でもアタシが苦しそうにしていれば、君はいつも傍にいるよね。いつの間にかだけど、必ずいる。
アタシの愛しい人。
「やめろ」
「……やほ、ユウ。どうしよう。殺人衝動が止まんないんだけど」
「落ち着け。まずはナイフを持ってる手を離せ」
言われた通りに離して、用なしの右手はぷらんと横に垂れ下がる。
左腕にはナイフ。
アタシの血を吸って、まるで生きているのかのうように、ぎらぎらと輝いては主張するんだ。
『殺し足りない』、と。
アタシとおんなじ。
アタシだって我慢してるさ。
アタシの愛しい人。
「やめろ」
「……やほ、ユウ。どうしよう。殺人衝動が止まんないんだけど」
「落ち着け。まずはナイフを持ってる手を離せ」
言われた通りに離して、用なしの右手はぷらんと横に垂れ下がる。
左腕にはナイフ。
アタシの血を吸って、まるで生きているのかのうように、ぎらぎらと輝いては主張するんだ。
『殺し足りない』、と。
アタシとおんなじ。
アタシだって我慢してるさ。