気まぐれ作品置き場
どうせ体だけは頑丈なのだからと、殺人衝動が治まるまでかぶりついている。


若干衝動が治まったと同時に口を離せば、そこにはクッキリと自分の歯形がついていた。



「うっげぇ、やっぱ腐敗肉は不味いや」



真っ赤な舌を出して虚ろな目で窓の外を見る。


あれ、おかしいな。



さっきまで、そこに影はなかったのに_____、



「やっほ、ミチル」


「ーッ、…………なんだ。アキラか」


「うっわー、なんかその対応酷くナーイ?」


「はあん?じゃあテンション上がりまくってるアタシになってやろうか?

………あひゃ、やっほほーいアキラちゅわわわわーんっ。黒谷ミチルは今日もガチMAXで狂いまくってるワーケ。うっわおテンション最高っひあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」


「やっぱナシで」


「………おま、今のテンション返せ」

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