気まぐれ作品置き場
深紅のソファーの周りをぐるぐるグルグル…延々と鬼ごっこが続きそうな二人。


しかしミチルがソファー近くの柱に隠れこんだとき、つと蛙の鳴き声が「ゲグア」と響いた。


といっても、本物の蛙の鳴き声ではなく小さな塔の玄関チャイムの音だ。



「あ?誰だこんな時に……「あっ!アタシ出るから!」…はあ?!逃がすかっ!」



ユウが気をとられた隙にたったかと階段を下りてBダッシュで玄関へ向かうミチル。

その後ろを追いかけてユウまで走り出すものだから、ドタドタと玄関まで足音が響いてしまった。


うるさいことこの上ない。

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