気まぐれ作品置き場
「………せろ」


「え?」


「いいからテメェの作った飯食わせろっつってんだよバーカッ!!」


「子供ですかあなたは……」



拗ねた子供のような態度に、思わず呆れ半分笑い半分。

僕よりも年上なハズなのに。
どっちが子供なんだか。



「あ、ひとつ訂正です」


「……あ?」



キッチンへ向かう足を止め、ソファーの上で体育座りをしている能九さんを振り返る。



「僕とあなたは、友達でしたね」



その時の顔といったら。

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