気まぐれ作品置き場
込み上げる笑いを堪え、今度こそキッチンへと向かう。

後ろから能九さんの「きっしょッ!」という声が聞こえたが、それさえも笑えてしまう。


ああ僕は、こうやって普通に笑えるんだ。


嬉しきかな、嬉しきかな。



「おい聞いてんのかテメェ!誰がテメェなんぞと友達に……っ!」


「ホントは嬉しいくせに」


「黙れボケナス!」



酷い言われようだ。


でも僕は知っている。

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