幼なじみ~それでも君が好き~

「夏実?どうしたんだ?」


俺がそう聞くと、

夏実はさっきまで引っ張っていた手を離し、

俺に向かい合うような体勢になった。


「あ、あのね?特に用はないんだけど……」


そう、戸惑いながら言う夏実。


 
< 104 / 268 >

この作品をシェア

pagetop