幼なじみ~それでも君が好き~

健はあたしのことをじっと見て、

今度は心配そうに言う。


……そして、どんどん、あたしの手首を

つかむ力が弱くなっていった。


──ダッ!!


あたしはつかむ力が弱くなったのを

いいことに、教室から飛び出した。


 
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