幼なじみ~それでも君が好き~

そして杏奈ちゃんはちょこんっと、

あたしの隣に座ると口を開いた。


「……健は……どこ?」


あたしはまたも視線を下に向けて言った。


「……手術室……」


あたしがそう言うと、

杏奈ちゃんは急にははっと、

乾いた笑い声をあげた。


……えっ?


 
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