幼なじみ~それでも君が好き~

「えっ!?」


夏実は驚いたように目を見開いた。


……でもあたしは夏実の前を

通り抜けるように、健に近づいた。


「たけ……る……!!」


あたしは、小刻みに動く、

健の手を包み込むように握りしめた。


 
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