ありがとう。あなたのことは忘れません。
side 文也





あー空気わりぃなぁ



屋上いくか!





「ちょっと!花?何かんがえてんの?」







浅田の声だ。
















「大丈夫だょ。」

















えっ。まさか。花が?





そんな、暗い過去があったなんて…





ドンっ!





「えっ?文也くん?」





「えっ!あ、俺…」




「文也先輩聞いてました?」




「えっと…ごめん。聞こえた…」



「なら、話が早いです。」




「必ず、花を幸せにしてやってください。私は文也先輩より、花のことをたくさん知っています。この子は昔のようなことにまたなったら、恋なんて本当にできなくなると思うんです。だから、
泣かせないでください。
泣かせたら私が許しませんから!」




「わかってるよ。俺は浅田より、いる時間は短い。だから、これから、
幸せにする。泣かせないよ。もし泣かせたら…

























俺を殺してくれ。」
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