ありがとう。あなたのことは忘れません。

side 花





突然、文也が姿を消した…。


なんで?




私は、何もしてあげられなかったの?









ごめんね…。文也…。







「花ちゃん!文也から返事きた?」





「まだです…。」




「泣いちゃだめだよ?文也、約束したんだろ?泣かせないって。意味もなくいなくなる奴じゃねぇし…。帰ってくるから大丈夫!ね?」




「ありがと。哲也くん。」





「いいよ。じゃぁ、今日から俺と帰るか?俺を文也だとおもえばいいよ!」






「ありがとぉ…ゔっっ!」





「花ちゃん!?大丈夫!?」



「ゔっ……」








頭の中が、真っ白になり、







意識が………。
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