Play--Boy
play-boy,1
彼氏君
「ほら、あれ見て、毎日毎日
違う女の子、連れてる
斉藤君」
そんな、声もいつの間にか
聞き慣れていた
「確か、彼女居たよね」
「あっ!!あの子だよね」
指を指されるのだって
もう、いつもの事…
窓から、中庭を見下ろす
ハァ…やっぱり
また違う子と居るし
小さく、溜め息を吐きながら
窓から、視線を逸らす
もう……何も見たくないよ