地味子と秘密


「だーかーら、死んでからだったら帰っていいよ?死んでからだったら無理だね!」


そういいながら私を屋上の柵に押し付ける。


「ここ登ってそっちいってから飛び降りてくれればいいから。」




「ねえ。なんでこんなことするの?あたし、あなたになにかしましたか?」


「なに?自分でわかんない?あたしはあんたのせいでみんなの前で恥かいたの。あんたが玲音の彼女だっていわれてね。」



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