地味子と秘密


「……。」
「……。」



ちょ、ちょっとなにこの沈黙。

辛いです。


「ごめんな?」


村佐部くんがいきなり謝ってきた。


「な、なんで?」



「なんでっていやな気持ちさせたろ?ここだって傷、できてる。」


あたしの肘を触りながらゆう。


「だ、大丈夫だよ。村佐部くんが来てくれたから。」


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