何よりも甘く切なく
―――
――――
―――――…


「オーーイ!なんか3時間目、自習になったぞーーー!!」


それから3日後、2時間目の授業を受け終わり、次の授業の準備をしていると、クラスの男子が教室に駆け込んで来た。


「自習……?」


私が呟いたとほぼ同時に、皆が歓声を上げる。


「やった自習だーーー!!」


「自由に過ごせるぞーー!眠たいから寝ちゃおっと!」


ガヤガヤと騒がしくなった教室を眺めていると、容子と清華が私の所に来た。


「皆自習位であんなにはしゃいじゃって………ガキねぇ」


「容子…口悪いよ、怖いよ」
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