何よりも甘く切なく
「ううん。私のクラス、自習になったの。で、容子も清華も構ってくれないから、日向ぼっこしに来たんだ♪」


「そうなんですか。楽しそうですね」


「ねぇねぇ爽やか君!!ここで私とお話………おっとっと」


1人でのんびり日向ぼっこするのもいいけど、どうせなら爽やか君と一緒にお話したい。


そう思って誘いかけたけど、途中でやめた。


「ごめんごめん。スケッチするのに、私なんかがいたらジャマだよね」


静かに描いた方がはかどるかもしれないし、私教室戻った方がいいかもな。


私が立ち上がろうとすると、爽やか君が慌てて止めた。
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