何よりも甘く切なく
ホエ?どうして爽やか君、赤くなってるの?


急に熱でも出た?って、んなワケ無いか。


「爽やか君……顔少し赤いけど、大丈夫?具合悪いの?」


私が指摘すると、ハッと口元を手で覆う。


なぜか顔を背けて、俯いていた。


「な、何でもありません……大丈夫です」


「大丈夫って………」


――――ポトッ


えっ?


今……私の肩に何かが落ちた様な音がしたんですけど………


一旦様子がおかしい爽やか君を置いといて、肩を見てみる。


「――――っ!!キャアアァアアァァアッ!!」


次の瞬間、私は大絶叫していた。
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