何よりも甘く切なく
ケーキを食べてるのは甘木先輩だけじゃないので、リエイが烏丸先輩と仁志荻先輩にも確認をとる。


「まぁ……私はいいけど?」


「私も。大勢で食べた方がおいしいだろうしね」


「ワーイ!ありがとう容子、清華!」


親友2人の承諾に、無邪気に喜ぶ甘姫こと甘木先輩。


こうしてオレ達は「今日ヒマだから参加させて~~~」とのん気なほののさんも入れて、6人でお茶する事になった。


リエイ1人が男子だったら彼女に誤解されたかもしれないから、オレいて良かった……んだよな?


「へぇ、沢賀君はサッカー部なの?」


「ハイ」
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