何よりも甘く切なく
★一人前に想う★ 《Side -Izumi-》
甘木先輩達がサッカー部の活動を見に来てから、数日。
オレは教室でリエイが撮影した写真を、見せて貰っていた。
「おーーー、上手く撮れてんじゃん」
「だろ?言っとくけど“最近のデジカメって凄いんだな”とか言ったら怒るぞ!!上手く撮れたのはオレの腕前だっ!!」
「………そんな事言わねぇよ」
リエイが撮った写真の1枚を持ちながら、呆れ返った。
どうやらリエイは昔からオレとふざけ合って来た為、稀に本気でこういう心配をしているらしい。
そりゃあ双子じゃないんだから何もかも意見が合うワケも無く、ケンカした事もある。
オレは教室でリエイが撮影した写真を、見せて貰っていた。
「おーーー、上手く撮れてんじゃん」
「だろ?言っとくけど“最近のデジカメって凄いんだな”とか言ったら怒るぞ!!上手く撮れたのはオレの腕前だっ!!」
「………そんな事言わねぇよ」
リエイが撮った写真の1枚を持ちながら、呆れ返った。
どうやらリエイは昔からオレとふざけ合って来た為、稀に本気でこういう心配をしているらしい。
そりゃあ双子じゃないんだから何もかも意見が合うワケも無く、ケンカした事もある。