何よりも甘く切なく
えっ、ちょっ、もしかしてオレの願望見抜かれた!?よりによってコイツに!?


ウワ最悪だ!リエイの口元完璧に上に上がってるよ!


「バカ何言ってんだよ!そんな本人の許可無く貰えるワケないだろうっ!!」


慌ててオレは、甘木先輩が写った写真をリエイの机の上に戻す。


この時リエイは“いらないとは言わないんだ……”と思いながらオレを見ていたらしい。


「あっそ。じゃあこの写真、甘木先輩のファンにやろっかな?」


「フ…ファン!?」


「何せあのホワホワした空気を持つ、甘えん坊美少女…甘姫のファンは多いんだぜ、泉未」
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