何よりも甘く切なく
「ウワァ……どんな顔して会えばいいんだろう~~~~…」


朝、学校に登校して来た私は、異常に緊張していた。


だってつい昨日、爽やか君に恋してるって気づいて―――どんな顔して会ったらいいのか、分からないんだもん!!


考え過ぎだっていうのは理解しているよ?3年生の私が2年生の爽やか君と会う機会なんて、殆ど無いもん。


でもちょくちょく廊下とかで会うし、もしそうなってもいい様に今日は念入りにヘアセットとかして来たし……頑張れ私っ!!


「あっ……」


気合いを注入してふと前を見た私の両足は、ピタリと進む事をやめた。
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