何よりも甘く切なく
キ…キャアアアアアアッ!!爽やか君だ!!


爽やか君はダークブラウンの髪を右手でいじりながら、こっちに歩いて来る。


一気に緊張具合が高まった私は、倒れない様に足に力を入れて踏ん張った。


し、しっかりしなさい胡々愛!!いつも通り挨拶すればいいんだから!!


「さ、爽やか君おはよう!///」


自分に喝を入れた私は、爽やか君に駆け寄って挨拶をした。


が――――……


「っ!!甘木せんぱ………っ!!//////」


爽やか君の肌が、みるみる真っ赤になってゆく。


「爽やか君……?どうしたの?なんで赤いの?」
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