何よりも甘く切なく
ああヤバイ…どうしよう。


なんか泣きそうになって来た、オレ。


「あの……でもね?私…避けられる位嫌われてるみたいだから………あきらめ「あきらめなくていいですから」」


オレは蚊の鳴く様な小さい声で語る甘木先輩の頭に手を置いて、微笑みかけた。


「あきらめなくていいですよ、先輩。だってオレもアナタが好きですから」


「…………えええええええっ!?」


数秒の間の後、図書室に甘木先輩の絶叫が響き渡った。


真っ赤になって、口を開けたり閉じたりしている。


「なっ……ウソ…で、しょう……!?//////」
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