何よりも甘く切なく
だけど踏ん張って、どうにか耐えていたのに――――…


「ワァッ!?」


いきなりイスから立ち上がった甘木先輩が抱きついて来た為、思いっきり床に尻餅をついた。


「うん!つき合う!私、爽やか君の彼女になりたいっ!!」


まるでネコみたいにスリスリとくっついて来る甘木先輩はもう泣いてはおらず、オレは微妙に押し倒されてる様な格好なんだけど………


「じゃあ……これからよろしくお願いしますね?彼女さん」


「うんっ!!私幸せっ!!///」


オレの言葉に最高の笑顔を浮かべてくれるこの人がカワイ過ぎるので、良しとしよう。
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