何よりも甘く切なく
お互い見つめ合ってちょっとだけお喋りしていると、調理部の後輩が1人近づいて来た。


実は彼女こそがリエイ君のガールフレンドで、私の次の調理部部長。


初めてこの事を聞いた時は、マジでビックリしました。


「泉未君、甘木先輩の事、きちんと大切にしてよ?」


チラリと私を見ながら言った親友の彼女の言葉に、爽やか君は少し間を開けてから答えた。


「……ああ。分かってるよ」


―――?爽やか君……ちょっとだけだけど、眉間にシワ寄ってる?


なんで?単なる私の気のせいかなぁ?


「それじゃあ皆さん、失礼しまーーーす」
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