何よりも甘く切なく
ずっと突っ立ってたオレは慌てて2人に自己紹介した。


「ハイ胡々愛、沢賀君、サンドイッチ!海ちゃんと桜土君もどうぞ♪」


ほののさんがサンドイッチを4人前運んで来て、皆で1つのテーブルを囲む。


オレ達は最初別々に座ろうとしたけど、最後はそうなったのだった。


「マジ?じゃあ君等オレと同い年?」


甘木先輩のイトコだという桐生 海ちゃんと、その彼氏君らしい桜土 卓磨君。


落ち着いて話すと、2人は他の中学の2年生……つまりオレと同い年だった。


「ああ。クラスも一緒」


桜土君がコーヒーを一口飲みながら言った。
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