何よりも甘く切なく
「容子、返してくれないと泣いちゃうよ!」
「何言ってんの!お菓子ばっかり食べてるから、背伸びないのよ!!」
毒舌気味の容子に一喝されて、私は小さくなるしかなかった。
―――私は甘木 胡々愛《あまき ここあ》、年は15歳。
中学3年生だと言うのに身長が153cmしか無い、甘いもの大好きな普通の女子です。
「胡々愛ってさ、そんなにお菓子好きなのによく太らないよねぇ。うらやましい」
涙目の私を見てのん気に笑っているのは、仁志荻 清華《にしおぎ きよか》。
清華は私と容子とは小学校1年生からの仲良しさん。
「何言ってんの!お菓子ばっかり食べてるから、背伸びないのよ!!」
毒舌気味の容子に一喝されて、私は小さくなるしかなかった。
―――私は甘木 胡々愛《あまき ここあ》、年は15歳。
中学3年生だと言うのに身長が153cmしか無い、甘いもの大好きな普通の女子です。
「胡々愛ってさ、そんなにお菓子好きなのによく太らないよねぇ。うらやましい」
涙目の私を見てのん気に笑っているのは、仁志荻 清華《にしおぎ きよか》。
清華は私と容子とは小学校1年生からの仲良しさん。