何よりも甘く切なく
このまま気マズイまませっかくの1ヶ月記念を迎えるなんて、絶対嫌だ。


甘木先輩と一緒に、お互い笑顔で祝いたい。


「1ヶ月記念日までには、どうにかしとけよ?オレ……力になるから」


余計な事言ってるかもしれない、と不安げなリエイに、オレはフッと笑いかけた。


「サンキュー………今日弁当一緒に食べる約束してるし、きちんと話してみる」


甘木先輩とオレは、つき合い出してから時々弁当を共に食べている。


特にリエイが彼女と弁当食べる日とか。


今日その約束の日だし、リエイにもう心配かけない為にも、きちんとしなければ。
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