何よりも甘く切なく
翌日、また私は容子と清華と共に泉未のクラスに行った。


本当は“行きたくない”、“怖い”って気持ちがあったんだけど、勇気を振り絞って行ったの。


でも、ダメだった。


『泉未、まだ来てませんけど……どうしたんですか?アイツ昨日昼休み終わってから、様子変だったんですけど………』


応対してくれたリエイ君は、どうやら事情を全く聞かされていなかったらしい。


私達3人が黙り込むと彼は何かを察したのか、暗い顔をした。


『甘木先輩、泉未が来たら連絡しますね。メアドは彼女から教えて貰います』


『うん……ありがとう』
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