何よりも甘く切なく
そうリエイ君と約束して、私達は3年B組に帰還。


ずっと待ってたのに、泉未が来たとメールが来たのは、HR開始ギリギリの時間。


『彼……本気みたいだね』


清華が言ったたった一言が、深く心に突き刺さった。


泉未は本気で、私と距離をあけたがっている。


会いに行っても会えないなら、泉未の気が済むまで私も黙っているしかない。


頑張って自分を納得させて、メールも電話もしなくなって、また1日。


「泉未のバカ……彼女ほっとかないでよ」


結局事態は好転しないまま、今日は学校が休みだから、3人でスポンジに来たの。
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