何よりも甘く切なく
「なぁなぁ泉未、お前甘木先輩の事好きか?」


「?何だよ急に……ウルトラ好きだけど、文句あっか」


普段ならこういう時はテレまくってはぐらかすオレだけど、甘木先輩への想いの強さを再確認したばっかりだったので、サラッと答える。


すると一瞬驚いたリエイだったが、なぜか誰もいない方向を向いて叫んだ。


「――――らしいですよ?先輩方っ!♪」


…………ハッ?


「あっ、そう言えば女子中学生位のお客様3人いたのに、どこ行ったのかしら……」


リエイの言動に硬直していると、ウェイトレスさんが小さく呟いて――――…
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